いくらキレイなグラウトが打設できたとしても圧縮強度が規格から外れていては完成品とは言えません。そこでアソシエは水の量や温度、また供試体の取扱い等について細心の注意を払い、品質が確保できるよう、またお客様に満足、信頼して頂けるよう努めております。
練り水の水量の管理はタイマー式のポンプで送水を行っています。
また水量の変化がないか定期的(月に1回)にキャリブレーションを実施しています。
夏季、冬季はグラウトの品質を保つために水の冷暖機を使用し、練り水の水温を調整します。
無収縮モルタルの品質管理試験の中で、圧縮強度の測定は最も重要な項目です。
測定は、通常は材齢28日、すなわちモルタルの施工後28日間養生後に圧縮試験を行います。
また、現場の仕様に応じて材齢3日、7日の圧縮試験も行います。
1.キャッピング
現場から持ち帰った供試体の天端を止水セメントとプラスチック製の板を使って平にします。(キャッピング)
2.供試体脱型
止水セメントが乾いたら、モールド缶を脱型し、日付、現場名等を記入します。
3.水中養生
脱型した供試体を標準水中養生します。冬季は電熱機を使用し水温を20℃に保ちます。
4.申し込み用紙の作成
試験場(日本品質保証機構)の申込用紙に必要事項をプリンターで入力します。
5.圧縮試験
試験場へ供試体を持込み、圧縮強度試験を行ないます。
試験結果は後日、現場へ郵送されます。(メール可)